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介護の夜勤は本当にきつい?仕事内容とメリット・デメリットを徹底解説

更新日 2025.06.19

投稿日 2025.06.16

「介護の夜勤って、実際どんな仕事内容なんだろう?」「お給料は良いって聞くけど、やっぱりきついのかな…」 介護の仕事に興味をお持ちの方、あるいはキャリアアップを目指す方にとって、夜勤は気になる働き方の一つですよね。しかし、その実態については不安や疑問も多いのではないでしょうか。

この記事では、介護の夜勤の具体的な仕事内容から、経験者が語るリアルなメリット・デメリット、そして気になるお給料事情まで、あなたの知りたい情報を徹底的に解説します。さらに、夜勤を安心して始めるためのステップや、まちかど看護・介護が提供する手厚いサポート体制についてもご紹介します。

この記事を読めば、介護の夜勤に対するあなたの疑問や不安が解消され、自分に合った働き方を見つけるための一歩を踏み出せるはずです。

介護の夜勤ってどんな仕事?~1日の流れと具体的な業務内容~

介護施設における夜勤は、利用者様が安心して夜間を過ごせるようにサポートする重要な役割を担います。施設の種類や利用者様の状態によって業務内容は異なりますが、ここでは一般的な例として、夜勤の1日の流れと主な業務内容をご紹介します。

<一般的な夜勤のタイムスケジュール例(16時間夜勤の場合)>

  • 16:30 出勤・申し送り
    • 日勤スタッフから利用者様の状態や注意事項などの情報を引き継ぎます。
  • 17:30 夕食の準備・食事介助
    • 利用者様の夕食の配膳、食事の見守りや介助を行います。
  • 19:00 就寝準備・口腔ケア・排泄介助
    • 着替えの手伝い、歯磨きなどの口腔ケア、トイレへの誘導やオムツ交換などを行います。
  • 21:00 消灯・巡視
    • 利用者様が就寝された後、定期的に居室を巡回し、体調変化や安全確認を行います。
  • 23:00 記録・事務作業
    • 巡視の内容や利用者様の様子などを記録します。合間に仮眠を取ることもあります。
  • 02:00 巡視・体位交換
    • 深夜帯も定期的な巡視と、必要に応じて寝返りが困難な方の体位交換を行います。
  • 05:00 起床準備・排泄介助
    • 利用者様の起床の声かけや、必要に応じて排泄介助を行います。
  • 06:30 朝食の準備・食事介助
    • 利用者様の朝食の配膳、食事の見守りや介助を行います。
  • 08:30 申し送り・退勤
    • 早番スタッフに夜間の利用者様の様子や特記事項を引き継ぎ、業務終了です。

<主な業務内容>

  • 巡視(見回り): 定期的に利用者様の居室を回り、呼吸や体調に変化がないか、安全に過ごせているかなどを確認します。
  • 排泄介助: トイレへの誘導、オムツ交換、ポータブルトイレの処理などを行います。
  • 体位交換: ご自身で寝返りを打つことが難しい利用者様の体の向きを変え、床ずれ(褥瘡)を防ぎます。
  • 食事介助: 夕食や朝食の配膳、食事中の見守り、必要に応じて食事のサポートを行います。
  • 服薬介助: 指示に従い、利用者様のお薬の準備や服用確認を行います。
  • 記録・報告: 利用者様の様子、行ったケアの内容、気づいたことなどを介護記録に正確に記入し、日勤スタッフへ申し送ります。
  • 緊急時対応: 利用者様の体調急変や転倒などの緊急事態が発生した場合、マニュアルに沿って迅速かつ適切に対応します。
  • その他: コール対応、ナースコール対応、環境整備(清掃や整理整頓など)も行います。

日中の喧騒が落ち着いた夜間は、利用者様一人ひとりとじっくり向き合える時間が増えることもあります。

経験者が語る!介護の夜勤で働くリアルなメリット

夜勤には大変なイメージがあるかもしれませんが、実は多くのメリットがあります。ここでは、実際に夜勤を経験した介護士の声も交えながら、その魅力をご紹介します。

なんといっても給与アップ!夜勤手当が魅力

「やっぱり夜勤手当は大きいです。同じ時間働くなら、効率よく稼ぎたいと思っていたので」(30代・介護福祉士) 多くの施設では、基本給に加えて夜勤手当が支給されます。1回あたり5,000円~8,000円程度が相場と言われており、月に数回夜勤に入るだけで、収入が大きくアップする可能性があります。生活にゆとりが生まれたり、趣味や自己投資にお金を使えたりするのは大きなメリットです。

平日の日中を有効活用できる

「夜勤明けとその翌日は休みになることが多いので、役所の手続きや銀行、空いている時間に買い物や美容院に行けるのが嬉しいです」(20代・介護士) 夜勤明けの日は実質的に休みとなり、その翌日も休日となるシフトが一般的です。平日の日中に自由な時間ができるため、混雑を避けて用事を済ませたり、趣味の時間を満喫したりと、プライベートを充実させやすいのが特徴です。

少ないスタッフで落ち着いてケアに集中できることも

「日中はレクリエーションや入浴介助などでバタバタしがちですが、夜間は利用者様が就寝されている時間が長く、比較的落ち着いて個別のケアに集中できることがあります」(40代・経験者) 日中に比べてスタッフの人数は少なくなりますが、その分、緊急時以外の業務量は比較的落ち着いている場合があります。利用者様が眠りについた後の静かな環境で、記録作業や翌日の準備などを集中して行えるという声も聞かれます。

利用者様との深い信頼関係を築ける

「夜間は不安を感じる利用者様もいらっしゃるので、じっくり話を聞いたり、そばに寄り添ったりすることで、日中とは違った信頼関係を築けることがあります」(30代・介護士) 夜間は、日中よりも利用者様が心細さや不安を感じやすい時間帯でもあります。そんな時に親身に寄り添い、安心感を提供することで、より深い信頼関係を築けることがあります。これは介護職としての大きなやりがいの一つと言えるでしょう。

緊急時対応スキルなど専門性が高まる

「少ない人数で対応する分、判断力や対応力が鍛えられます。緊急時の対応を経験することで、介護士としてのスキルアップを実感できます」(40代・リーダー職) 夜間は日勤帯に比べて医療スタッフが少ない場合もあり、緊急時には介護スタッフが主体となって初期対応を行う場面も出てきます。プレッシャーはありますが、経験を積むことで的確な判断力や迅速な対応スキルが磨かれ、介護の専門職としての成長に繋がります。

通勤ラッシュを避けられる

「朝の満員電車が苦手だったので、夜勤の出退勤時間はストレスフリーで助かっています」(20代・介護士) 夜勤の出勤・退勤時間は、一般的な通勤ラッシュの時間帯とズレているため、満員電車や交通渋滞を避けられるというメリットもあります。

知っておきたい介護の夜勤のデメリットと賢い対策方法

メリットの多い夜勤ですが、もちろん大変な側面もあります。事前にデメリットを理解し、対策を講じることで、安心して夜勤業務に取り組むことができます。

生活リズムの乱れと体調管理の難しさ

夜勤は昼夜逆転の生活になるため、慣れるまでは生活リズムが乱れやすく、睡眠不足や体調不良に繋がることがあります。

<対策>

  • 睡眠の質を高める工夫をする: 夜勤明けは遮光カーテンを利用する、自分に合った寝具を選ぶ、寝る前にカフェインを避けるなど、質の高い睡眠を取れる環境を整えましょう。
  • 食事のリズムを意識する: 夜勤中でも消化の良いものを少量ずつ摂る、寝る直前の食事は避けるなど、胃腸への負担を軽減する工夫をしましょう。
  • 適度な運動を取り入れる: 休日や日中の空いた時間にウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れ、体力の維持を心がけましょう。
  • まちかど看護・介護のキャリアアドバイザーに相談: 弊社では、夜勤経験のあるキャリアアドバイザーも在籍しており、体調管理のコツなど具体的なアドバイスも可能です。

緊急時のプレッシャーと責任の重さ

夜間はスタッフの人数が少ないため、利用者様の急変など緊急事態が発生した際には、一人ひとりの責任が重くなることがあります。

<対策>

  • 研修やOJTでしっかり学ぶ: まちかど看護・介護では、夜勤開始前に十分な研修期間を設け、緊急時対応の手順や連携体制についてもしっかり学べるようにサポートしています。先輩スタッフによるOJT(On-the-Job Training)で、実際の業務を通してスキルを身につけられます。
  • マニュアルの確認と情報共有の徹底: 勤務先の緊急時対応マニュアルを事前に熟読し、日頃から他のスタッフとの情報共有を密に行うことが重要です。
  • 経験を積むことでの自信: 最初は不安でも、経験を重ねることで冷静に対応できるようになります。

家族や友人との時間が合わせにくい

夜勤のシフトによっては、家族や友人と生活時間帯が合わず、すれ違いが生じることがあります。

<対策>

  • 事前にシフトを共有し理解を得る: 家族や友人には、夜勤のシフトや仕事内容について事前に伝え、理解と協力を得られるように努めましょう。

休日の過ごし方を工夫する: 夜勤明けの休日などを活用し、意識的にコミュニケーションを取る時間を作るようにしましょう。

孤独感を感じることがある

夜間は利用者様が寝静まっている時間が長く、一人で業務を行う時間も増えるため、人によっては孤独を感じることがあるかもしれません。

<対策>

  • チームとの連携を意識する: 同じシフトに入るスタッフや、日勤・遅番スタッフとのコミュニケーションを大切にし、チームで働いている意識を持つことが重要です。
  • 休憩時間の有効活用: 仮眠時間以外にも、適度に休憩を取り、気分転換を図りましょう。
  • まちかど看護・介護のサポート体制: 弊社では、定期的な面談などを通じて、スタッフが抱える悩みや不安を早期に把握し、サポートできる体制を整えています。

夜勤手当はどのくらい?給与アップの魅力

介護職の給与において、夜勤手当は収入を大きく左右する要素の一つです。厚生労働省の調査によると、介護職員の平均給与は年々上昇傾向にありますが、夜勤手当が加わることで、さらに高い収入を目指すことが可能です。

一般的に、夜勤1回あたりの手当は5,000円~8,000円程度が相場とされていますが、施設の種類や規模、地域、保有資格などによって変動します。例えば、介護福祉士の資格を持っていると、手当額が上乗せされる場合もあります。

月に4~5回夜勤に入ると、月給に2万円~4万円程度がプラスされる計算になります。これは年収に換算すると24万円~48万円のアップとなり、大きな魅力と言えるでしょう。

まちかど看護・介護では、ご紹介する求人について、夜勤手当の具体的な金額や支給条件などを事前にしっかりとご説明しますので、安心してご応募いただけます。ご自身の希望収入や働き方に合わせて、最適な求人を見つけるお手伝いをさせていただきます。

夜勤に向いている人・向いていない人の特徴

夜勤という働き方は、誰にでも合うわけではありません。ここでは、一般的に夜勤に向いているとされる人の特徴と、そうでない人の特徴をまとめました。ただし、これらはあくまで傾向であり、工夫やサポート次第で克服できることもあります。

夜勤に向いている人の特徴

  • 体力に自信がある人: 長時間勤務や不規則な生活リズムに対応できる体力があることは重要です。
  • 自己管理能力が高い人: 睡眠や食事、体調管理などを自分自身でしっかりと行える人。
  • 精神的にタフな人: 緊急時のプレッシャーや、時に孤独を感じる状況にも冷静に対応できる人。
  • 集中力がある人: 利用者様の小さな変化にも気づけるよう、長時間の勤務でも集中力を維持できる人。
  • お金を効率的に稼ぎたい人: 夜勤手当による収入アップをモチベーションにできる人。
  • 日中の時間を有効活用したい人: 平日の昼間に自由な時間を持ちたい人。
  • 自分のペースで仕事を進めたい人: 日中よりも比較的落ち着いた環境で、自分のペースで業務に取り組みたいと考える人。

夜勤にあまり向いていない人の特徴(ただし、対策や慣れで克服可能な場合も)

  • 生活リズムが極端に朝型の人: 昼夜逆転の生活にどうしても馴染めない人。
  • 体調を崩しやすい人、持病がある人: 不規則な生活が体調に大きく影響しやすい人(事前に医師やキャリアアドバイザーに相談しましょう)。
  • 精神的にデリケートな人: プレッシャーや孤独感に弱いと感じる人。
  • 常に誰かと一緒にいたい人: 一人で黙々と作業するのが苦手な人。

まちかど看護・介護のキャリアアドバイザーは、あなたの性格やライフスタイル、希望する働き方などを丁寧にお伺いし、夜勤という働き方が本当にあなたに合っているのか、一緒に考えさせていただきます。無理に夜勤をおすすめすることはありませんので、ご安心ください。

未経験でも大丈夫?夜勤を始めるためのステップと心構え

「介護の経験がないけど、夜勤に挑戦してみたい…」そう考える方もいらっしゃるかもしれません。結論から言うと、未経験からでも夜勤を始めることは可能です。ただし、いくつかのステップと心構えが必要です。

  • 1. まずは日勤で経験を積むのが一般的: 多くの施設では、まず日勤業務で介護の基本的な知識や技術、利用者様とのコミュニケーション方法などを習得してから、徐々に夜勤へとステップアップしていくケースが一般的です。これにより、安心して夜勤業務に臨むことができます。
  • 2. 研修制度の充実した職場を選ぶ: 未経験者やブランクのある方を受け入れている施設では、夜勤に特化した研修プログラムを用意している場合があります。まちかど看護・介護では、未経験者向けの研修制度が充実している求人を多数ご紹介しています。入職前に夜勤の業務内容や緊急時対応などをしっかりと学べる環境を選ぶことが大切です。
  • 3. 最初は先輩スタッフと一緒のシフトから: いきなり一人で夜勤を担当するのではなく、最初は経験豊富な先輩スタッフと一緒にシフトに入り、OJT(On-the-Job Training)形式で業務を教えてもらえる体制が理想です。分からないことや不安なことをすぐに相談できる環境が安心に繋がります。
  • 4. 体調管理と学習意欲を大切に: 夜勤は体調管理が特に重要です。また、新しいことを学ぶ意欲を持ち続けることも大切です。
  • 5. 無理のない範囲でスタートする: 最初から週に何度も夜勤に入るのではなく、まずは月数回からスタートし、徐々に慣らしていくのが良いでしょう。

まちかど看護・介護では、未経験から介護の夜勤に挑戦したいという方を全力でサポートします。あなたの不安や疑問に寄り添い、安心してキャリアをスタートできるよう、研修制度の整った求人のご紹介や、面接対策など、きめ細やかなサポートを提供いたします。

まちかど看護・介護なら安心!夜勤の仕事探しを徹底サポート

介護の夜勤の仕事を探すなら、ぜひまちかど看護・介護にご相談ください。まちかど看護・介護は、介護業界に特化した有料職業紹介サービスとして、あなたの夜勤デビューやキャリアアップを全力でバックアップいたします。

まちかど看護・介護が選ばれる理由

  • 1. 豊富な夜勤求人情報: まちかど看護・介護では、全国各地のさまざまな施設形態(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、介護老人保健施設など)の夜勤求人を豊富に取り揃えています。「夜勤専従」「WワークOK」「仮眠室完備」など、あなたの希望に合わせた求人をご紹介可能です。
  • 2. 未経験者にも安心の手厚い研修サポートのある求人をご紹介: 「夜勤は初めてで不安…」という方でもご安心ください。まちかど看護・介護では、入職前にしっかりとした研修制度を設けている施設や、先輩スタッフによるOJTが充実している職場の求人を優先的にご紹介します。夜勤の基本的な業務から緊急時の対応まで、安心して学べる環境をご提案します。
  • 3. 経験豊富なキャリアアドバイザーによる親身なサポート: 介護業界を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたの経験やスキル、希望条件(勤務地、給与、勤務時間など)を丁寧にヒアリング。夜勤に関する疑問や不安にも親身にお答えし、あなたに最適な求人をご提案します。履歴書の添削や面接対策など、転職活動全般をサポートするので、初めての転職でも安心です。
  • 4. 職場のリアルな情報を提供: 求人票だけでは分からない、職場の雰囲気や人間関係、実際の働き方など、キャリアアドバイザーが把握しているリアルな情報もお伝えします。入職後のミスマッチを防ぎ、あなたが本当に納得できる職場選びをサポートします。
  • 5. 夜勤に関する不安や悩みも相談可能: 「夜勤の体調管理はどうすればいい?」「家族との両立は可能?」といった具体的なお悩みについても、経験豊富なキャリアアドバイザーが親身にアドバイスします。

夜勤は魅力的な働き方!不安を解消して新たな一歩を

介護の夜勤は、確かに大変な側面もありますが、それを上回る多くのメリットがある働き方です。収入アップはもちろん、平日の時間を有効活用できたり、利用者様とじっくり向き合えたりと、あなたのライフスタイルやキャリアプランによっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

大切なのは、夜勤の仕事内容やメリット・デメリットを正しく理解し、自分に合った職場環境を選ぶことです。そして、不安な点があれば一人で抱え込まず、専門家や経験者に相談することです。

まちかど看護・介護は、あなたが介護の夜勤という働き方で、やりがいと安心感を持って活躍できるよう、全力でサポートいたします。まずは、お気軽にご相談ください。あなたの新たな一歩を、私たちが応援します。